◆◆◆◆◆◆◇◇◇◇◇◇◆◆◆◆◆◆◇◇◇◇◇◇◆◆◆◆◆◆◇◇◇◇◇◇

     アウトドア犬パンサのジーンズカジュアルライフレポート
         『犬のパンサのジーンズおもしろ話』vol.7
        *パンサ、お婿さん募集か!?
        *秋のおしゃれはこれで決まり!
        *ママのインディーズ体験記

             1998・9・2(水)発行
◇◇◇◇◇◇◆◆◆◆◆◆◇◇◇◇◇◇◆◆◆◆◆◆◇◇◇◇◇◇◆◆◆◆◆◆

10

11

12


秋になると装いも新たに新しい恋を見つけよう!
一夏の恋もいい思い出なんちゃってね。
パンサ、今月は恋の季節なの。たしかに。
だけど、これがなかなかいないんだ。いい男がさ。
結構、鈍クサイのはいるけど、すっとしたのがさ。
パンサ、女前だし、だから男前がいいしね。
前に言ったと思うけどパンサ、とりあえず、アメリカンチャンピオンの子供だしネ。
だれでもいいってわけでもないの。
本名言ったけ?ブロンド・ヘブン・ウインド・チャイム・パンサラッサなのだ。
金髪の天国の風鈴<大海>ちゃんだよ?!すごいでしょ。
なにもすごくないか?へへへ。
ママが心配してるのはパンサ、元気いっぱいだから赤ちゃんが10人?は生まれるんじゃないか。
ということ。まあ、それにまだ、少し早いしね。
これぞ!というひとは連絡ください。まだ少し先の話だけど、こういうのは話は整えといた
ほうがいいもんね。
でも、生んでも全部、幸せになって欲しいと思うとね。むづかしいかも。
悩む、パンサです。
これからじっくり考えよう。
同じ悩みの人、メールください。

13

14


<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

1

2

3

4

>コレクションじゃあ、太くなっているけど市場はまだまだ細い。
 こんな感じの太さがいいかも。女の子はもっと細いけど・・・

>ジーンズも皮革の
 ジャケットでおしゃれに!



秋になるとお洒落の季節。
*カーキが流行らしいけどジーンズもいいけどきれいなちょっと細身の*チノもいいね。
女の子はきれいに着てみよう。
男の子はチノは定番だからカッコよく着こなそう。
着慣れている人は『大脱走』のスティーブ・マックィーンのように着こなしてカッコイイ!
ちょっと、モード入ってる人は細身のチノを!
今年はヨレヨレよりもきれいがいいかも。

もう、そろそろタイトも終わりかと思ったがこの世紀末の大不況が続く限りこの細身は
終わりそうにない。

スカートはロングが出てきているがどうかな。見とどけたい。
                                 パンサ

7

8



◇◇◇◇◇◇◆◆◆◆◆◆◇◇◇◇◇◇◆◆◆◆◆◆◇◇◇◇◇◇◆◆◆◆◆◆
ママが是非、「週刊ファッション情報」にメールを出したものを載せたいって言うので
ちょっと紙面を割きます。そして、とっても為になるご返事を頂いたのでそれを載せます。

実はご存じかとは思いますが、パンサママこと私は小さなブランドをやっています。
そして、先日の世にも悲しい笑える出来事があったのでご報告いたします。

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

9
>インディーズマーケット


8月20日から8月26日まで行なわれているラフォーレ/キューティインディーズマーケットに
参加して若者のパワー?さく裂というか私達の腑甲斐なさというか・・イメージとしては
解ってはいたのだがこんななのか!と驚きを隠せない。キューティーに出るほうも出るほう
だけれど、とりあえず審査があったわけで私達のブランドを通す方も通すほう。
まあ、すごいというか、ひどいというか初日にはあまりの周囲とのギャップに涙が出てきて
最後は笑えた。

宝島社からインディーズブランドを紹介してバイヤーや直接、顧客にアプローチするイベント
だからでないかと誘われてキューティーじゃあ違うなとは思ったがキューティーの対象だけ
じゃないということで参加したら、まあ、これがすごいお客さんだ。
みんな、どこからその格好で来たのだろうか!というローティーンの子ばっかしで・・
(後から考えるに16,17,18才くらいらしいが・・)
髪の毛はピンクやブルー色とり取りでレースで作られたブルマーのようにふくらんだ???
かぼちゃパンツに短いフリルのスカート、それにハートや星がとんでるレッグオーマーなどなど
破壊されたコーディネイト?というよりは「如何にバラバラか」を競うようなものだと
思われるが・・・。ヴィヴィアンウエストウッドが転んじゃったファッションなんかまだ、
いいほうであまりすごくて感動はしないけど、絶句する。

5>キューティー族?こんなもんじゃない!

私達は『インディーズブランド』には違いないが(独立したブランドという意味では)
手で切り裂いて下手な縫製の粗悪な商品ではないし、まじめに新しい手法はなんだろうと
この劣悪の社会情勢のなか、工場の人達とのネットワークで支えられ、こつこつと作った平常服だ。
なにが着やすいか、心地よいかと考える。ライフスタイルを表現するための服や小物だったりする。
もし、インディーズブランドが先に述べたようなものならばそして、それがファッションであるなら、
私達のやっているものはファッションではない。もともと平常服だからファッションじゃないかも。

彼等のやっているものは仮装行列でいかに目立つかに似ている。だが、一つだけ言いたい。
自分で作るのはいい。変身願望で仮装するなら自分で作って自分で着る。これが醍醐味。
(でも少し解る!?自分じゃあ、面倒だしできないから、となりのおねえさんに作ってもら
っちゃお!って感じか?コミュニティーって感じか?)

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

左隣りのブースの若者が叫んでいた「こんなのインディーズじゃない。ちゃんと工場で作
ってるじゃん」と。そして、ブースの前でずーと横になってふて寝していた。
(寝るか!?常識ではかりきれない・・・)
すべて、自分でやったものしかインディーズじゃないのか?
だが、その後、社長と呼ばれているおじさんが来てブースに立っていた。どうなってるの???


はたまた、右隣りのブースの若いふたりがお客さんに「このTシャツは洗えません。
洗うとすっごく、縮むしぼろぼろになっちゃうんで。」閉店になると、男の子はいままでの
わけの解らない服?から白いTシャツとチノパンにスニーカー、女の子は、ハチャメチャな
スカートから黒のスカートに着替えて帰っていった。
(なんと、君達はこれで商売しようとしているのか!?)


みんな絵画(アート)を売っているつもりなのだろうか?
デザインとは何ぞや!
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

私達の商品はこのマーケットに間違って来てしまったお客様に少しだが売れた。だが、持ち出し
の方が勝ってしまった。仕入をしたいと言ってきた小売店があったことがせめてもの救い?か。
すぐ、店じまいしようにももう、できない。まあ、間違って参加したのだから
「まっ、いいか。勉強、勉強。」とは言ってみたもものそんなことも言ってられない。
この御時勢に立ち向かっていかなければならない。


ヤング=インディーズ、ヤング=ファションという図式はいまだ日本のファッション産業の
要なのだろうか。

もちろん、頑張っている本物のインディーズの人もたくさんいるだろう。

ただ、ここでインディーズという言葉がひとり歩き?してなんでもインディーズといわれて
しまっていることがちょっと納得できないこと。たぶん、音楽の世界のインディーズも
そうだろう。
いま、流行りの「SOHO」もそう。コンピューター業界は躍起になってパソコンさえ持って
いれば仕事ができるような宣伝をして物を売ろうとしているけれどパソコンはツールであって
それだけで仕事ができるわけではない。そこにはその人自身の能力がいるわけで・・・

メディアも言葉だけを取り上げてないでちゃんとした解釈をして取り組んで欲しい。
雑誌も売れなきゃしょうがないんだろうけどいい加減に本当のメディアとしての仕事をして欲しい。


仮装行列のように浮かれていてはおしまいのような気がするのは私達だけだろうか。
それを助長しているメディアの責任は少なからず有るはずだ。

メディアの本当のやるべきことは何なのだろうか。
少なくとも炎天下のなか、40,50才のカメラマンが首にタオルを巻いて、かぼちゃパンツの女の子に
向かってシャッターを切ることでは無いように思うのだが。
◆◆◆◆◆◆◇◇◇◇◇◇◆◆◆◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◆◆◆◆◆◆◇◇◇◇◇◇
<頂いたご返事>
 いつもありがとうございます。
 また、メールありがとうございます。
 すごく、面白いです。
 さっそく、発言広場に匿名で掲載させて頂きます。
 http://www.homeworks.co.jp/OP/essay.html
 
 
 「キューティーに出るほうも出るほう 通す方も通すほう」は、当たってますね。
 ボタンのかけ違えですかね。

◆ティーンエージャーについて
 
 子供相手にあおるような商売をする大手企業の姿勢に問題があります。
 それを容認する親や社会は健康ではないと思います。
 世界的に考えるとアジアの一部以外は、
 子供たちは、買うお金がないし、古着や自分で作る以外ファッションを
 楽しめない。楽しむ必要もないくらい若さは、それ自体がきれいでカッコイイ。

 ジーンズにTシャツでも充分耐えうる。
 しかし、大人になるとそうはいかない。
 化粧をしないと荒がでる。洋服も見栄えがしないとビジネスにも影響する。
 高齢化するともっと化粧や洋服が必要になる。

 自然なことですが、日本は狂ってしまっている。
 必要もない化粧品、洋服をティーンエージャーに買わせている。
 しかも、ヴィヴイアンなどはお金持ちしか買えないのに。

◆インディーズに関しては、賛否両論あると思います。

 専門のアパレルの多くがデザイナーのコピー商品を大量に作っている
 ような現状では、誕生するのも仕方ないかなとも思います。
 素人が入りやすい業界でもあるわけで、
 その意味ではだれでもが成功する可能性がある。
 自動車業界や家電業界では、資本がないと参入できないですから。

◆ファッションとモードの違い

 ファッションとモードの違いみたいなことを感じます。
 ファッションは、質などを求めている訳ではなく、
 時流の現象を求めている。洋服だけではないし、
 映画、音楽、TV、CM、グラフィックなど多岐にわたっている。

 モードは、クリエーターや職人などの手によって
 作り出すもので、時代性以上に質を求める。
 本来は大人たちのものですので、時流はそれほど関係ない。
 ある種のファンによって支えられる部分が大きいと思います。
 百年も続く人気ブランドが、いくつもある。

◆親がDCブーム世代

 インディーズブランドは、ブームであって、一過性のものです。
 事実、4〜5年前は注目もされなかった。
 ただ、因果関係として世代交代があります。
 現状のティーンエージャーの親がDCブーム世代です。
 親たちにアヴァンギャルド=ファッションみたいな世界観がある。

◆インディーズ・ブランドの登場

 自分たちで作りたいと言う欲求があることはいいことだと思う。
 若い世代の商品は、質も悪いしビジネスにならないが、
 世の中に出すことで上達する。
 企業が人材を採用しない限り、自分たちで貧乏しながら
 市中の生地屋で生地を買い、安い会場でショーを開く。

 独立する苦しみを味わっている世代がいることも事実です。
 給料日に銀行にお金が入っているような人達とは違い
 大きな夢だけを追ってしか生きられない。

 これも不況と言う時代の生きるすべだと思う。

長文、乱文 失礼しました。

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
とっても、為になりました。

このメールに対するご意見やご感想をお待ちしています。

なにか、おもしろいテーマがあったら、メールください。
みんなで話しませんか。

犬のこと、ジーンズのこと、その他、なんでも、メール待っています。

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

                                パンサ

                              ◆◆◆◆◆◆

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

6>チノ

*チノパン(チノーズ)

第一次大戦中アメリカ陸軍が採用を始めたパンツ。
当時軍へ供給しているメーカーも多くメーカーの違いによって
様々なディティールの違いが見られる。

「基本ディティール」
・生地はコットンの丈夫なチノーズ・クロスを使用
・シルエットは股上が深く、渡りが太目
・フロントはボタンフライでボタンの素材はユリア樹脂製の尿素ボタン
又は、アルミ合金のボタンが多い。当時はまだプラスティックは一般的
ではなかった。
・ウエストはベルト切り替えのないタイプ
・脇ポケットは斜めポケット
・後ろポケットは2つでフラップなしの片玉縁もしくは両玉縁
・ウオッチポケット付き、片玉縁もしくは両玉縁
・袋布も丈夫なコットンのキャンバス地等を使用
・色はカーキ、生成、白等


*チノーズ・クロス(チノ・クロス)
厚手の綾織のコットン地。名前は、中国(チノ)を原産地としたところから
呼ばれる。当時は綿100%だが60年代後半からは綿ポリ混合の生地も
多く使われている。

*カーキ(色)
19世紀中頃にインド駐在のイギリスのある部隊がこの色を最初に軍服に
用いたとされている。
もとはヒンズー語、ペルシャ語等の土ぼこりを意味する言葉。
近代の軍隊で戦闘服の色として周囲の大地の色と同じようなカーキ色を
カムフラージュの為に使うようになりこの色の名も一般化した。



<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<ジーンズ豆辞典参考になったかな?
パンサ、もっと勉強します。

◇◇◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆

『お知らせ』
いま、パンサラッサマインドショップのホームページでは{SPECIAL THANKS SALE}を
行なっています。まだまだ、暑い日が続きますがこの夏、最後のとっておきを探しませんか。
見てください。スタッフ紹介を付け加えました。
『犬のパンサのジーンズおもしろ話』のホームページからパンサラッサマインドショップの
ページに飛ぶことが出来ます。
http://www.pangea.jp/pantha/

===============================================================
◇このメールマガジンの発行には、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
 (http://www.mag2.com/)を利用しています。
◇このメールマガジンの登録・解除はこちらでできます。
(http://www.pangea.jp/blue-jean/)
◇『犬のパンサのジーンズおもしろ話』は読者参加型のメールマガジンです。
 感想、ご意見などありましたら、どうぞお気軽にお寄せください。
 (e-mail adress pantha@pangea.jp)

===============================================================
●メールは犬のパンサ宛までよろしくね。

BACK