豆辞典タイトル


デザートブーツ

Clarksのデザートブーツが生まれたのは第一次世界大戦中、砂漠(デザート)を行動するための靴で英国陸軍より注文を受けたのが開発の始まり。1970年代前半には第二のデザートブーツ<ワラビー>がアスファルトを歩くためのものとして発表された。70年代は自然回帰の旗印の下、やたらと歩くことが流行した。


デニム

織りの厚手の布地の総称。
通常のブルーデニムはタテ糸にインディゴ染めの綿糸、ヨコ糸に染めてない白の綿糸を使う。その他、糸の色によってブラックデニム、ホワイトデニム等がある。デニムの語源は南フランスのニームという町で作られたサージ織りの生地セルジュ・ドゥ・ニームが英語でデ・ニームと発音されたといわれている。


天然藍(本藍)

天然藍は古代エジプトの古墳より出土したミイラに巻かれていた布に使われていた例があるように大古より世界各地で染料として使われてきた。日本では昔から藍染めの技術が発達しており江戸時代末期にはその品質の良さから正藍と呼ばれ珍重された。しかし19世紀の終わりにドイツの科学者によって科学構造が解明され合成インディゴが発明されてから天然藍の需要が減りそれに伴い後継者不足等で藍師も次々と廃業していった。現在では数は少ないが、ジーンズのインディゴブルーに魅せられ日本の伝統技術でもある天然の藍で染めた天然の藍の色を持つデニムでジーンズを作りたいと考える人達が本藍のジーンズを作っている。天然藍は熟練した職人が機械を一切使用せず全て手染めで何度も何度も繰り返し行い、ジーンズの色まで染めるにはかなりの時間と労力が必要。この為各ブランドで出している本藍のジーンズは数も少なく値段も高い。天然藍には科学染料とは違い不純物が含まれているので穿き込んでいくうち調和のとれていない色が落とされながら深みのある藍本来の色が出てくる。又、洗い込まれた後に現れる青色の美しさが最大の魅力である。

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