2008.6.11発行 vol.278
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【特集企画】「りーだーず・ぷれす」連載コラム特集!

●この1年を振り返る                  よーちゃん

●ふるさとは今〜!                   ハナコ


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        --- 連載コラム「りーだーず・ぷれす」---
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梅雨に入り鬱陶しいお天気が続く毎日ですが、よーちゃんさんとハナコさん
からとても元気なコラムが届きました。よーちゃんさんは大手メーカーでの
営業事務のお仕事を始めて1年。自分に合った職場に出会えたことで、自分
自身にも変化が訪れたそうです。ハナコさんはお知り合いの農家の方と「鳥
取の砂丘ぶどう」のネットショップを立ち上げられたそうで、そこに至るま
でのイキサツを書いてくださいました。
是非、読後のご感想をお寄せください。お待ちしています。

・「りーだーず・ぷれす」とは? →
http://www.pangea.jp/c-press/readers/about.html
・参加したくなったら… →
http://www.pangea.jp/c-press/readers/sanka.html
・前回の「りーだーず・ぷれす」 →
http://www.pangea.jp/c-press/backnumber/cp-0246.html
・よーちゃんのページ →
http://www.pangea.jp/c-press/readers/yo-chan/
・西田良枝(Emabu)さんのページ →
http://www.pangea.jp/c-press/readers/emabu/
・高畑静江(アクトレス)さんのページ →
http://www.pangea.jp/c-press/readers/actress/
・ハナコさんのページ →
http://www.pangea.jp/c-press/readers/hanako/
・みのむしさんのページ →
http://www.pangea.jp/c-press/readers/minomushi/
・トナリノさんのページ →
http://www.pangea.jp/c-press/readers/tonarino/
・じょいさんのページ →
http://www.pangea.jp/c-press/readers/joy/

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●   「この1年を振り返る」           よーちゃん

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私が今の職場で働き始めてから丁度1年が経過しました。

今の職場に出会う直前は入る会社入る会社短期間で、「どうしてもここには
居たくない」という強い気持ちが生じて2社ほど1ヵ月ほどで退社していま
した。何か自分に問題があってもうどこにも勤める事はできないんじゃない
かと本気で落ち込んでいたことを思い出します。

今は派遣として働いていますが、わけ隔てなく仕事を任せていただけるし、
職場の人の質の高さを感じます。全員が基本的に真面目で一生懸命に取組ん
でいて、他人を悪く言う人がいない気がします。もちろん完璧な組織などあ
りえないし、個性や癖などは様々ですが、真面目に取組む人には居心地の良
い環境だと思います。たまには「あ〜、テンション下がるなあ」と思う事も
ありますが、許せる範囲だし、ひきずる程落ち込む事はあまりないですね。
お客様にも覚えていただいて電話で冗談言ったり楽しく仕事していますよ。
仕事内容も新たに1歩進んだ事を任せていただけたり、勉強することも沢山
だけど、この人達となら頑張れそうかなって思えます。

本当に慣れるまで数ヶ月かかりましたがそれでいいんだなと思います。
今までは無理して1週間位で覚えたり慣れた振りをして後でどっと疲れてし
まうことが多かったのですが、良い意味で物事を楽に考えられる様になった
気がします。数年前はベンチャー会社でなりふりかまわずバリバリ働く事が
カッコイイと思っていて、お茶だしや電話応対なんて地味臭くてやってられ
ない位に思っていた自分が嘘の様です。自分にできることを見つけ出して前
に進もうと思う気持ちには変わりはありませんが、自分が壊れるほど無理を
しなくても大丈夫なんだと思えるようになりました。

あともう一つ、土日のどちらか1日にブライダル会場での音響のお仕事も同
時期に始めましたが、こちらも始めた当初は言われたことをそのまま受け止
めすぎて疲れてしまうことが多かったのですが「無理な事は無理」(言い方
は考えますが)と調整して頂いたり、自分のやりやすい方向へもっていくこ
とも覚えました。自分を第一に考えてもいいんだなあと思えるようになりま
した。もちろん自分勝手は良くないと思いますが、以前の私はあまりにも他
人を気にしすぎる傾向があって必要以上に気を使って自分が疲れてしまって
いました。

1年経って「自分が一番いい状態でいる」ことの大切さを学びました。
余裕があれば人にも優しくできるし「幸せ」を感じることができると思いま
す。この数年間を振り返って「あの時は辛かったな」という今までとは違う
感情が芽生えています。次の段階に進めるのかどうか、わうわくドキドキし
ていればいいかなと楽に考えようと思います。

今がとっても辛いと感じている方も沢山いらっしゃると思いますが、1日1
日の積み重ねで1年後はきっと違う気持ちになれると思いますよ。

                          〜次回につづく〜

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●「三度目の人生設計」 〜 田舎で実践 ほどほど生活のすすめ! 〜
  VOL.6  ふるさとは今〜!
                             ハナコ
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見渡せば目に青葉、山ホトトギス、畑に春野菜の姿、夏野菜の芽・・・田ん
ぼは青い苗が規則正しく植えられて、今に青々とした絨毯に変わる。おたま
じゃくし、カブトエビ、タニシらがうごめき、小さな命が繋がっていく。今
年も無事にその季節を迎える。小さな、小さな平々凡々の日々。毎年毎年め
くられる農業日誌。お天道様と共に暮らす日々・・・そんな「晴耕雨読」に
憧れております。

あと十年後位には半自給自足の生活に入れるだろうかと考えているこの頃。
現金を稼ぐ日々に辟易している、といってもいいかもしれない。地域格差に
世界的恐慌、食料・エネルギー・水の争奪戦・・・考えれば考えるほど「厭
世」の心境。大袈裟かもしれないが、経済市場社会から距離をとり、ある意
味、その連鎖から解き放たれて、自然やきれいな空気、美味しい水や新鮮野
菜、米などは「分けあい」ながら暮らしていける、そんな「ほどほど生活」
を夢見ているこの頃。いえいえ、悲観的な感情ではなくて、欲望を70%に
抑えていけばなんとかなるではないか、という前向きな発想であります。極
めて健康的な発想であります。

ある時、40代の若き雑貨店主と話す。田舎の空洞化、農業の後継者不足、
少子高齢化・・・これには、都会のワーキングプアやネットカフェに身を託
す流民を田舎に出稼ぎに来てもらい、農業や小さな商いに従事してもらう。
同じ年収200万でも、都会にいて消費するだけの生活からは想像できない
ほどの豊かさがある。老人ばかりの市内は空家率3割という。なんとか都会
と田舎の過不足を補い合うことができないかと話す。同じ考えを持っている
ので、鳥取県を「何とか元気にせないけんですな」と即意気投合。・・・関
東、関西、名古屋の3大首都圏に、日本の人口の5割が集積しているという。
おかしくない?

同じ頃、知り合いの農家の後継ぎから相談ともとれる話。彼は母親と二人で
ぶどう栽培をしている小規模な農家だ。地方の農家は同じような状況にある。
「僕は農業は好きだし、野菜やぶどうも作って行きたい。だけど、今年の農
業所得を計算するに真っ赤な赤字ですよ。農協に支払う資材、箱代、肥料、
薬等の代金、販売手数料、ぶどうの卸値はたたかれるし等々・・農協は、農
家を食いもんにしよるとしか思えないですよ」と、憤慨しながら話が始まっ
た。「来年はどうしようかと悩んでるんですよ・・・」
これには、さすがに困った。「今が踏ん張りどころ!」と日頃から頑張って
きた彼だけに悩みは深刻だ。実際、農家は農協に卸すより、販売先が確保さ
れるなら直接販売して所得をあげたいところ。本来ならば、各農協が農産物
の商品価値を上げて、農家も喜び、誇りの持てる農業を育てていくのが仕事
ではないか。大規模農家ばかりが優遇される今の農業政策には、ホトホト嫌
気がきているという。
農家も自立せよ、経営者になれ!とは言うものの、一人何役もはできないよ。

それなら・・・直接売りに出ようじゃないか!一緒にやってみよう!と「鳥
取の砂丘ぶどう」のネットショップを立ち上げた。見事な農産品を提供し、
消費者、生産者、販売者が納得できる取引関係を築いていかなければ長続き
しない。そして、地産地消ではないが、鳥取県をふるさとに思う人たちが全
国に散らばっている。安心できて、美味しい農産品を、ふるさとを思いなが
ら食卓を囲み、子ども達やご近所の友人知人にふるさとの素晴らしさを広め
ていただきたい。安心していただける食料を供給する田舎のふるさとを応援
してほしい。疲弊して後継者のいないふるさとを再生させるには、自分のふ
るさとの産品の購買を広めてほしい。外国産のぶどうやワイン、食料を買う
よりも自分のふるさとのぶどう、ワイン、地酒、産品を購入していこうよ!
・・・こういう呼びかけを始めたのです。

ふるさと納税にしても掛け声は良いけれど、税金の使い方に大いなる疑問を
抱いている現実。「これに使ってください」という意思表示も出来ない「ふ
るさと納税」になんだかなぁ〜と思うのです。
皆さんはいかがでしょうか?生まれ育った「ふるさとの今」に思いを馳せて
みましょうよ。

                          〜次回につづく〜