2016.05.21発行
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旧暦美人「ゆめ句会」

◇ 夏の会 参加者募集のお知らせ!

次回「ゆめ句会」は、2016年7月31日(日)に開催決定です。

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次回「ゆめ句会」は、7月31日(日)に開催します。

さて、7月夏の会の参加者募集です。
初心者、男性大歓迎!
先着10名様 お申し込み締め切り 2016年7月20日(水)
参加費 1000円

当日は、お好きな飲みものなどご持参ください。

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以下、講師の滝本結女さんからのご案内です。

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風薫る5月。最もみどりが輝く季節ですね。
今年は長梅雨で気温も低い日が続くとか、そう思うとこの5月晴れは宝石のようなひとときかも。

さて、夏のゆめ句会のお知らせです。兼題は

   百日紅 プール 雲の峰

「百日紅」は、いつ咲いていつ咲き終わったかもわからないような小さな木の花ですが、夏の暑い時期可憐にたくましく咲き続ける姿は、皆さんもなじみがあると
思います。


  ※百日紅町内にまたお葬式       池田澄子
   嘘と夢どこか似てゐて百日紅     河内静魚


「プール」はもう説明の必要なしですね。
子どものころからずっと、夏遊びと言えば、海かプール。
自分にとってどの時代のプールを切り取るかで、いろいろな景が見えてきそうですね。


  ※ピストルがプールのかたき面にひびき 山口誓子
   泳ぎ終えプールの水を脱ぎにけり   新保笑子


「雲の峰」は、ちょっと聞きなれないかもですが、学名は積乱雲、むくむく膨れ上がっている姿から入道雲とも呼ばれている、そう、あの雲のことです。地方によって固有な名詞もついているそうなので、一度歳時記を広げてみてください。


  ※雲の峰いくつ崩れて月の山  松尾芭蕉
   雲の峰人間小さく働ける   星野立子


夏の季語なら、この兼題以外でも大丈夫。自分のつくりたい季語にチャレンジして大丈夫です。

ともかく、繰り返すようですが、どんな読み方でもいい、季語の持つ世界感を大切に、オリジナルを目指しましょう。   

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【講師略歴】

滝本結女(たきもとゆめ)
愛媛県出身。
地方紙(文化面担当)記者時代を経て、昭和59年上京。
平成17年 白金「KIMA」句会入会。
平成18年 「毬」(河内静魚主宰)入会
著書に初句集「松山ミクロン」(文學の森社刊行)がある。

【開催日】
2016年2016年7月31日(日)午後2時~午後5時

【場所】
パンゲアソラリアム
東京都渋谷区恵比寿西1-24-1 3F
▼地図
http://www.pangea.jp/solarium/access.html
(角のラーメン店は現在クローズ中です。)

【参加費】1000円

【持参するもの】

  • 筆記用具 (鉛筆、消しゴム等)
  • 歳時記(まだ持っていない方は自分が使いやすいもの、持ち歩きやすいコンパクトな文庫本サイズのものを購入されるとよい)

例)俳句歳時記(角川学芸出版編)

「今はじめる人のための俳句歳時記」 
新版 (角川ソフィア文庫)

「合本俳句歳時記」
 
 



  • お好きな飲みものなど。

当日、可能な方は下記の3つの季語で1句でも3~4句でも結構ですので、お持ちください。

 百日紅 
 プール 
 雲の峰
 
これ以外の夏の季語を使った自分のつくりたい句もおもちください。
※句をお持ちいただくのが難しい場合は、お申込みメールにひと事その旨お書きそえください。後日、やっぱり作ってみたという場合ももちろん歓迎です。

【お申込み方法】
件名を「ゆめ句会参加申し込み」としていただき、下記の内容をメールにてお送り下さい。

  • お名前:
  • 年齢:
  • 性別:
  • 職業:
  • お住いの地域
  • TEL:
  • E-Mail:
  • ご質問等:

お送り先はこちら →  kyureki@pangea.jp

 

今回も、もし宿題の句を作るのは初めは難しいと思っていらっしゃる方も参加していただけるように、1回目は宿題提出なしでも、出された句を味わうことだけのご参加も可能ということにいたしました。
それだけでも楽しい!と思います。
言葉が好きな方なら絶対楽しい「ゆめ句会」、ぜひこの機会に体験してみてください。
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どんなことやるの? とちょっと「?」な方も多いと思いますのでお知らせの最後に、句会の流れを結女先生に書いていただきました。

選句の時に、誰の作かを完全にわからなくするためにとても工夫がなされています。
先生もベテランも新人も、完全に同じ土俵で腕試しできるなんてとってもフェアだと思いませんか? 句会の場では、全く平等に句を出し、互いに評価し合うのです。 江戸の庶民文化ってスゴい!

世知辛く、夢のない世の中だからこそ、こんな句会で遊びましょう!
心を広げていきましょう!
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さて、句会の進行ですが、

  1. 各自短冊に作成してきた句を短冊に書きうつす
    当日記入するのでも可。 縦15センチ×横3センチほど、の紙で、紙はどんなものでも構いません。 (初めての方はこちらで用意します)
  2. いったん座長がその短冊を集め、今度は別な用紙に2句づつ書き写します。(みんなに割り振ります)
  3. その紙に座長が番号を振っていきます。
  4. 各自用意したノートに番号順に書き写します。(ノートは縦線が入った小学生の連絡帳が 一番手頃です。100円のものでコクヨなどのメーカーのものがあります。最初の方は、清記用紙を用意しておきます)

    ここで下準備完了。

  5. いよいよ選句。書き写した句のなかで当日の人数にもよりますが、大体7句ほど選び、その中で一番いいものをチェックしておく。
    (いくら自信があっても自分の句は選んではいけませんので、悪しからず~)
  6. 選び終えたら、今度はみんなで一句づつ講評をしていきます。
    選んだ人はその理由、ときには作者に作品の背景をうかがいます。
    (俳句が座の文芸と言われる所以。選ばれても選ばれなくても、このやり取りの楽しさこそが句会の醍醐味です。)
  7. 最後に座長が選句、講評をして完了。
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いかがですか?
句会では自分の手で沢山字を書きます。
結構これが新鮮!
何たって最近紙に字を書くってことホントに減ってますもんね。

いつもとちょっと違う時間を体験してみてください。
みなさまのご参加、お待ちしております。
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『旧暦美人の会』
株式会社パンゲア 東京都渋谷区恵比寿西1-24-1  
mail: kyureki@pangea.jp
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お友達、お知り合いなどへのメール転送やクローズドの掲示板などへの情報掲載は大歓迎です! 


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2016年5月21日 『きゃりあ・ぷれす』発行人 宮崎郁子

株式会社パンゲア 東京都渋谷区恵比寿西1-24-1
メールアドレス cp-info@pangea.jp