2016.9.2発行
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お知らせ

◇旧暦美人「ゆめ句会」秋の会 
 参加者募集のお知らせ!
 次回「ゆめ句会」は、2016年10月15日(土)に 開催決定です。

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さて、10月秋の会の参加者募集です。 初心者、男性大歓迎!

  • 先着10名様
  • お申し込み締め切り 2016108日(土)
  • 参加費 1000

当日は、お好きな飲みものなどご持参ください。

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以下、講師の滝本結女さんからのご案内です。

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10月。暦の上では晩秋、もうそこまで冬が近づいています。 この時期は新米、新蕎麦、新酒、新豆腐……おいしい季語にたくさん出会いますが、秋風、秋思、秋の暮、黄落期……物思いに浸る季語にも事欠きません。 さて、秋のゆめ句会のお知らせです。兼題は 草の花 芋煮会 野分

(草の花)
名前のある花も名前のない野草もこめていいます。 古くから千草の花と言われるほど種類が多く、総じて可憐。

  (最新俳句歳時記 秋 山本健吉編)

  ※身のまはり草だらけみんな咲いてる  山頭火

  ※がんばるわなんて言うなよ草の花   坪内稔典

(芋煮会)
秋、月を愛でながら橋の下で芋をつついての団らん、経験したことがあるでしょう。そうあのほこほこと身も心も温まるひととき。ニッポンの夜の宴。

  ※月山の見ゆと芋煮てあそびけり    秋桜子

  ※東京の友を集めし芋煮会       尾崎人魚

(野分)
今年は台風が目白押しですね。いやな台風ですが、野分というとなんとなく風情があります。せっかくなんで読んでみましょう。

  ※大いなるものが過ぎゆく野分かな   高浜虚子

  ※ソース壜汚れて立てる野分かな    波多野爽波 

秋の季語なら、この兼題以外でも大丈夫。自分のつくりたい季語にチャレンジして大丈夫です。

ともかく、繰り返すようですが、どんな読み方でもいい、季語の持つ世界感を大切に、オリジナルを目指しましょう。

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【講師略歴】

滝本結女(たきもとゆめ)
愛媛県出身。
地方紙(文化面担当)記者時代を経て、昭和59年上京。
平成17年 白金「KIMA」句会入会。
平成18年 「毬」(河内静魚主宰)入会
著書に初句集「松山ミクロン」(文學の森社刊行)がある。

【開催日】

201620161015日(土)午後2時〜午後5時

【場所】

パンゲアソラリアム

東京都渋谷区恵比寿西1-24-1 3F

▼  地図

http://www.pangea.jp/solarium/access.html

【参加費】1000

【持参するもの】 

  • 筆記用具 (鉛筆、消しゴム等)
  • 歳時記(まだ持っていない方は自分が使いやすいもの、持ち歩きやすいコンパクトな文庫本サイズのものを購入されるとよい)
    例)俳句歳時記(角川学芸出版編)
    ※推薦図書は、http://www.pangea.jp/kyureki/kukai.html に記載しました。
  • お好きな飲みものなど。

当日、可能な方は下記の3つの季語で1句でも34句でも結構ですので、お持ちください。

  • 草の花 
  • 芋煮会 
  • 野分

これ以外の秋の季語を使った自分のつくりたい句もおもちください。

※句をお持ちいただくのが難しい場合は、お申込みメールにひと事その旨お書きそえください。

後日、やっぱり作ってみたという場合ももちろん歓迎です。

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【お申込み方法】

こちらのメールにてお申し込みください。 → kyureki@pangea.jp

お申し込みの際には、下記の事項をご記入ください。

  • お名前
  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • お住いの地域
  • TEL
  • E-Mail
  • ご質問等

今回も、もし宿題の句を作るのは初めは難しいと思っていらっしゃる方も参加していただけるように、1回目は宿題提出なしでも、出された句を味わうことだけのご参加も可能ということにいたしました。

それだけでも楽しい!と思います。

言葉が好きな方なら絶対楽しい「ゆめ句会」、ぜひこの機会に体験してみてください。

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どんなことやるの? とちょっと「?」な方も多いと思いますのでお知らせの最後に、句会の流れを結女先生に書いていただきました。

選句の時に、誰の作かを完全にわからなくするためにとても工夫がなされています。 先生もベテランも新人も、完全に同じ土俵で腕試しできるなんてとってもフェアだと思いませんか? 句会の場では、全く平等に句を出し、互いに評価し合うのです。 江戸の庶民文化ってスゴい!

世知辛く、夢のない世の中だからこそ、こんな句会で遊びましょう!心を広げていきましょう!

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さて、句会の進行ですが、

  1. 各自短冊に作成してきた句を短冊に書きうつす当日記入するのでも可。縦15センチ×横3センチほど、の紙で、紙はどんなものでも構いません。(初めての方はこちらで用意します)
  2. いったん座長がその短冊を集め、今度は別な用紙に2句づつ書き写します。(みんなに割り振ります)
  3. その紙に座長が番号を振っていきます。
  4. 各自用意したノートに番号順に書き写します。(ノートは縦線が入った小学生の連絡帳が 一番手頃です。100円のものでコクヨなどのメーカーのものがあります。最初の方は、清記用紙を用意しておきます)

         ここで下準備完了。

  5. いよいよ選句。書き写した句のなかで当日の人数にもよりますが、大体7句ほど選び、その中で一番いいものをチェックしておく。(いくら自信があっても自分の句は選んではいけませんので、悪しからず〜)
  6. 選び終えたら、今度はみんなで一句づつ講評をしていきます。選んだ人はその理由、ときには作者に作品の背景をうかがいます。 (俳句が座の文芸と言われる所以。選ばれても選ばれなくても、

         
    このやり取りの楽しさこそが句会の醍醐味です。

  7. 最後に座長が選句、講評をして完了

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いかがですか?

句会では自分の手で沢山字を書きます。結構これが新鮮!何たって最近紙に字を書くってことホントに減ってますもんね。

いつもとちょっと違う時間を体験してみてください。

みなさまのご参加、お待ちしております。

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『旧暦美人の会』

株式会社パンゲア 東京都渋谷区恵比寿西1-24-1  

mail: kyureki@pangea.jp

 


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2016年9月2日 『きゃりあ・ぷれす』発行人 宮崎郁子