2017.06.26発行
--------------------------------------------------------------------------------
■INDEX■

お知らせ

◇旧暦美人「ゆめ句会」晩秋の会 
 参加者募集のお知らせ!
 次回「ゆめ句会」晩秋の会は、
 11月11日(土)に開催します!

-------------------------------------------------------------------------------

次回「ゆめ句会」晩秋の会は、11月11日(土)に開催します!

さて、11月晩秋の会の参加者募集のご案内です。
初心者、男性大歓迎!  先着10名様
お申し込み締め切り 2017年10月31日(火)
参加費 1000円
当日は、お好きな飲みものなどご持参ください。

-------------------------------------------------------------------------------

以下、講師の滝本結女さんからのご案内です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

秋晴と秋雨を繰り返しながら、秋が深まっていきます。
月もきれいだし、お米も美味しい。ふと何気ないことの
しあわせを感じるのも秋思でしょうか。。
さて、なんだかんだともう今年も3カ月となりました。
おそくなりましたが、11月の句会のご案内です。
冬が近づいていますが、秋の終わりという頃です。
少し時間があるので、季節感を感じながら、句作を楽しんで
みてください。。

日程 11月11日(土)午後2時〜

場所 恵比寿のパンゲア

会費 1000円

兼題 唐辛子 冬近し

特別テーマ オノマトペを使った句

【唐辛子】
ぺペロンチーノ、キムチ、糠漬け、sai・・・
これがなければ始まらないなじみの料理の多いこと。
畑に栽培される蕃椒の実は夏の間は青々ととして目立ちませんが、
秋に色づいて畑一面真っ赤に燃え立つ様は見事です。辛味のない甘唐辛には京都地方に栽培する伏見唐辛、獅子唐辛があり、青いうちを料理します。
甘味種はおなじみピーマン、ししとう、パプリカなどがあります。

ピーマン切っ て中を明るくしてあげた   池田澄子

※百姓の重き足過ぐ唐辛子          岸田稚魚

【冬近し】
冬がまじかに迫った暮秋の、何かあわただしい時候。実感として冬の気配を感じ始め、冬を迎える気持の準備に入ってきます。
 冬隣 冬を待つ 冬遠からず・・・とも。

身より抜く一本の紐冬近し        清水衣子

※石炭を掬う音冬遠からず         山口誓子

【オノマトペ】
今回のテーマです。
日本語にはアイウエオの50音にガ行などの濁音、パ行の半濁音、ニャなどの拗音を合わせて112しか音節がなく、貧弱な音節を補うために、『イライラ』『ムカムカ』といった、漢字では書けない二音節反復型のオノマトペが数多く発明されてきたそうです。他の言語に比べて動詞や形容詞が少ないことからも、こうした擬音語や擬態語が発達して、動詞や形容詞が少なくても幅広い表現ができるようになったそう。ちなみに英語の1000、フランス語の600に対して、日本語のオノマトペは5000を超えると言われています。
これは時代とともにもっと増えていきそうですね。
この豊かな日本語を使わない手はありませんね。新しいオノマトペを発明してもいいかも。俳句の世界でもそれはそれはいっぱい使われていますよ。

種類はいろいろありますが、以下などを参考にして下さい。

http://daijirin.dual-d.net/extra/giseigo_gitaigo.html

※チチポポと鼓打たうよ花月夜        松本たかし

※鳥わたるこきこきこきと罐切れば      西東三鬼

※黒猫の子のぞろぞろと月夜かな       飯田龍太

※石の家にぼろんとごつんと冬がきて     高屋窓秋

※里山やもくんもくんと栗の花        矢島渚男

 

晩秋の季語なら、この兼題以外でも大丈夫。自分のつくりたい季語にチャレンジして大丈夫です。
ともかく、繰り返すようですが、どんな読み方でもいい、季語の持つ世界感を大切に、オリジナルを目指しましょう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【講師略歴】

滝本結女(たきもとゆめ)
愛媛県出身。
地方紙(文化面担当)記者時代を経て、昭和59年上京。
平成17年 白金「KIMA」句会入会。
平成18年 「毬」(河内静魚主宰)入会
著書に初句集「松山ミクロン」(文學の森社刊行)がある。

【開催日】

2017年11月11日(土)午後2時〜午後5時

【場所】

パンゲアソラリアム

東京都渋谷区恵比寿西1-24-1 3F

▼  地図

http://www.pangea.jp/solarium/access.html

【参加費】1000

【持参するもの】 

  • 筆記用具 (鉛筆、消しゴム等)
  • 歳時記(まだ持っていない方は自分が使いやすいもの、持ち歩きやすいコンパクトな文庫本サイズのものを購入されるとよい)
    例)俳句歳時記(角川学芸出版編)
      今はじめる人のための俳句歳時記 新版 (角川ソフィア文庫)
      合本俳句歳時記
    ※推薦図書は、http://www.pangea.jp/kyureki/kukai.html に記載しました。
  • お好きな飲みものなど。

(兼題) 唐辛子 冬近し

(特別テーマ) オノマトペを使った句 

晩秋の季語なら、この兼題以外でも大丈夫。自分のつくりたい季語にチャレンジして大丈夫です。
ともかく、繰り返すようですが、どんな読み方でもいい、季語の持つ世界感を大切に、オリジナルを目指しましょう。

※句をお持ちいただくのが難しい場合は、お申込みメールにひと事その旨お書きそえください。

後日、やっぱり作ってみたという場合ももちろん歓迎です。

-------------------------------------------------------------------------------

【お申込み方法】

こちらのメールにてお申し込みください。 → kyureki@pangea.jp

お申し込みの際には、下記の事項をご記入ください。

  • お名前
  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • お住いの地域
  • TEL
  • E-Mail
  • ご質問等

今回も、もし宿題の句を作るのは初めは難しいと思っていらっしゃる方も参加していただけるように、1回目は宿題提出なしでも、出された句を味わうことだけのご参加も可能ということにいたしました。
それだけでも楽しい!と思います。
言葉が好きな方なら絶対楽しい「ゆめ句会」、ぜひこの機会に体験してみてください。

——————————————————————————————————————

どんなことやるの? とちょっと「?」な方も多いと思います。
句会進行等についての詳しいご案内は下記でお知らせしています。

http://www.pangea.jp/kyureki/kukai.html

世知辛く、夢のない世の中だからこそ、こんな句会で遊びましょう!心を広げていきましょう!
いつもとちょっと違う時間を体験してみてください。
みなさまのご参加、お待ちしております。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『旧暦美人の会』

株式会社パンゲア 東京都渋谷区恵比寿西1-24-1  

mail: kyureki@pangea.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━