きゃりあ・ぷれす

りーだーず・ぷれす
「自分で何かをやりたい」「発信したい」と考える
『きゃりあ・ぷれす』読者による連載コラムです。
各担当者がそれぞれのテーマをに沿って、
思いを綴りながら、自らを成長させていく過程は、
共通の悩み・興味を持つ読者の皆さんにとっても、
共感を持ってお読みいただけると思います。
ご意見やご感想、質問などもお待ちしています。
じょいさん
「私の履歴書(35歳から)」
第2回
働くと言うことは
こんにちは、じょいです。
 1回目からの短い間に地震や事件など衝撃を受けたり考えさせられたりすることが多かったように思います。東海大地震が叫ばれて早30年以上。他の所で地震がある度に「次はきっと」と思うし、特に秋葉原の悲惨な事件は私自身かなり動揺しました。
犯人の彼と私とは紙一重。同じ静岡県東部在住で機械の一部になったような仕事内容と評価。派遣社員がいかに不安定な身分であるか・・・まさにこ の「きゃりあ・ぷれす」と出会った頃に味わったことです。30代も半ばだったけど精神的にいつもぴりぴりしていたし、身体も心に引きずられて体調を崩しがちでした。知らない人(とくに中年以上のおやじ)とも怒鳴りあいの喧嘩をしてたな〜。自分が正当な評価を受けないのは社会が悪い、なんて得体のわからない物に八つ当たりしたり。
派遣社員をしている人が皆、私のように不満に思っていた訳ではありません。実際にその頃の派遣仲間には「もう正社員にはならない」と言い切る人もいたのです。私が言いたいのは、その頃の私が自分の望む働き方が分かっていなかったと言うこと。そして分かっても自分とそれが一致していなかったことが自らを不安定にしていたのです。
仕事に何を求めるのか。報酬と仕事内容と評価、人間関係や職場環境の優先順位はどうか。派遣社員になってはじめてこういったことを真剣に考えました。そして今もずっと考え続けています。だってその時その時で順位は変わりますから。そして変わる時が私の転職の時期でもあるのです。自分の生き方が決して良いとは思いません。出来れば一つの会社で勤め上げたかった・・・。それはもう無理だからせめて今までの最長記録の更新、目標は7年以上!
今日の終いに、紙一重で私が犯罪者にならなかったのは、私の愚痴に付き 合ってくれる友人(旦那さんも一応その中に入れておこう)がいたからです。人に話を聞いてもらうのはとても大切なこと。実はこの春「産業カウンセラー」の資格をとりました。どちらかと言えば話したがりではありますが、だからこそカウンセリングの重要性はわかります。
働き方同様、この種をどう育てていくのかまだまだ発展途上の私です。今後ともお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします。

〜次回につづく〜